「キレイな人なら知っておきたい。結婚式ビジュアルマナー」でもお伝えしましたが、今の結婚式のトップシーズンは秋。10・11月なんです。このトップシーズンに結婚式を控えていらっしゃる新郎新婦は、遅くても、7月から挙式・披露宴の具体的な打ち合わせに入ります。一番最初の作業は、招待状の準備です。この段階で、列席してほしい方々には、新郎新婦から直々に結婚のご報告があると思います。
その報告を受けた段階から、列席者も準備を開始する事をオススメします。

毎月のお給与から、計画的に貯金されている方なら良いのですが、あればあるだけお金を使ってしまう方や、一人暮らしをされていて毎月カツカツの方は、結婚式へご招待されるのは嬉しいけれど、一気に数万円飛んでいく事が瞬時に脳裏に浮かびます。
関係性にもよりますが、だいたい3万円ですよね。
お金がないからと、1万円しかご祝儀をお渡しできないのは、少々居心地が悪いものです。
盗難されていないかを確認する為、誰からいくらのご祝儀をいただいたか、新郎新婦は確認する必要性があり、そこでバレちゃいますからね。

肩身の狭い思いをしない為にも、「当然3万」という暗黙のルールに対応できるように、今から当日に向けてご祝儀貯金を始めてください。

結婚式では、個人個人が動画や写メを撮るだけでなく、プロのカメラマンが1日付きっきりで、当日の模様を記録します。
その記録は、プロの作業によって後日、新郎新婦の元へ一生の思い出として届けられ、DVDやアルバムとして形に残ります。
そこには当然、列席者の姿も記録されますので、ベストな状態で写って・映っていたいですよね。
タイミングを間違って、カラーをする時間が取れず、髪色がプリン状態だったり、まとまりにくい髪質なのでパーマをするつもりが、直前になって予約が取れず、ヘアアレンジができなかったり。
ギリギリになって自己ハプニングを起こさない為に、今からどのタイミングでヘアサロンへ行くか、もしくは、当日のヘアアレンジの予約を早めに取っておくなど、計画しておいてください。

グループでのご友人同士・会社関係など、ある時は誰かが新婦で他のメンバーは列席者という立ち位置で、何度も同じ結婚式の場で顔を合わせている人っていますよね。
結婚式のトップシーズンであれば、結婚式続きになる可能性もあります。
そんな時、「前と同じワンピースだ。」と思われるのって、女子として、ちょっとイヤですよね。
20代前半から、第1・2・3結婚ブームが続きますので、バリエーションを増やしておく必要があります。
結婚式の度に新しい服を購入できるのであれば良いのですが、その後の使い道がないので、そういう訳にもいきません。
二次会だけ呼ばれるパターンを含めると、10代後半～30代はそういう場へ行く回数が多いので、メンバーのチェックと前回何を着ていたかを確認して、当日何を着ていくのか、ある程度今から考えておきましょう。
元々持っているモノを着用する場合、使用頻度が少なく、クローゼットに眠っている時間が長いので、シワになっていないか・匂いがないか、確認しておきましょう。

元々何らかの持病をお抱えで、当日気分が悪くなり、休憩が必要になる可能性がある方もいらっしゃると思います。
結婚式にご招待されるという事は、新郎新婦がそういったご事情もご存知の上でお招きいただいていると思うので、病気を詳しく説明する必要はありませんが、「もしかしたらの事態」は新郎新婦へお伝えください。
新郎新婦から、プランナーや当日の会場担当のスタッフ等へその事を相談してもらう事で、会場サイドが当日気にかけてくださったり、もしかしたらの事態に備えてお部屋をご用意してくださったり、心構えができます。
当日にならないと参列できるかどうか分からない場合も、それも含めて準備ができますので、必ず気にかかる事は早めに伝えておいてください。

女性は、毎月月経があり、2・3日非常に症状が重い方もいらっしゃると思うので、結婚式当日に重なってしまうかどうかも、確認しておきましょう。

一生に一度の晴れ舞台ですから、新郎新婦は時間をかけて綿密に準備をされています。
それに合わせて、会場スタッフもその日に向けて準備を行い、当日をベストな状態で迎えようとしてくださいます。
結婚式にはたくさんの方が関わります。
「備えあれば憂いなし」。
当日、その場に会した全ての人が幸せを感じられる時間を過ごせるようにしたいですね。