ダイエットコーラやスポーツドリンクなどの清涼飲料水、市販のお菓子、ノンオイルドレッシングなどの加工食品に使われている人工甘味料。
人工甘味料は、砂糖を同じ甘味をもちながら、基本的にカロリーゼロ、もしくはほとんどゼロであることが特徴です。
「カロリーがゼロなら太らない」と、罪悪感なく手に取る人もいるのではないでしょうか?
しかし、常飲、常食することによって、逆に太りやすくなる可能性もあるのです。
今回は、人工甘味料とはどんなものなのか?詳しくご説明していきます。

人工甘味料とは?

甘みがあり、砂糖の代わりの使用される合成食品添加物。
天然に存在しない甘みを化合合成したアスパルテーム、スクラロール、サッカリンなどがあります。
砂糖より低コストで生産できることから加工食品に多用されています。

人工甘味料で腸内環境が荒れる!

アスパルテームヤアセスルファムKなどに代表される人工甘味料は清涼飲料水だけでなく、アルコール、お菓子、調味料などにもよく使われています。
砂糖の何百倍の甘味を持つものもあり、人工甘味料は昨今の加工食品には欠かせません。

しかし、人工甘味料を多く摂り過ぎることによって、消化や代謝に関わる腸内細菌のバランスが崩れてホルモン代謝にも影響をあたえるリスクが。
また、血糖値が下がりにくくなる、肥満や生活習慣病があるという研究結果が発表されています。

人工甘味料はダイエットの救世主ではない!

「あと1ヶ月で絶対に○キロ痩せなければならない!」など、短期ダイエット目的の人がどうしても甘いものを食べたいという誘惑に打ち勝てないとき、人工甘味料を利用するのはアリかもしれません。

しかし、「お菓子やジュースがやめられない。甘いものがすぐに欲しくなる」など、シュガーホリック(糖質依存症)に陥っている人は、何十年を当たり前のように砂糖という刺激物を過剰に摂り続けてきたせいで、正常な味覚や食欲をコントロールする機能が失われています。
糖質依存症の人たちが、「人工甘味料だからOK!」と言い訳するのは、砂糖への欲求を紛らわせているだけなのです。

シュガーホリックから抜け出すためには、体に本当に必要な栄養素を優先して摂りながら、甘味を摂る機会を徐々に減らし、「甘いものそのものを欲さなくなる状態」にまで、正しい食欲を取り戻していく必要があります。
人工甘味料は間違っても、”ダイエットの救世主にはなり得ない“ということを理解しておきましょう。

おわりに

人工甘味料は、砂糖の何百倍という恐ろしいほどの甘さがあるものです。
それなのにカロリーがないことに安心して、ついつい摂る量も増えてしまいがちです。
そうすると舌にある「味蕾(みらい)」の働きが鈍くなり、普通の甘みでは我慢できなくなってきて、どんどん甘いものを欲するようになってしまいます。
人工甘味料を摂れば摂るほど味覚は麻痺し、食欲はどんどん増えてしまう、ということです。
甘味を欲したら、メープルシロップ、アガベシロップ、蜂蜜…など、天然甘味料の方がベターでしょう。

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ささ まりこ

東京生まれ東京育ちのコラムニスト。オーストラリアに留学し、ニューヨーク、ハワイ、イタリア、フランス、バリ島、中国、台湾など世界各国の海外旅行歴あり。
語学や海外の文化が好きで、将来の夢は海外移住♡執筆するジャンルは幅広くライフスタイル、ビューティー、仕事、恋愛など女性に役立つ情報を発信中。

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