オフィスの中で、デスクワークの日々を続けていると、パソコンの前で過ごす時間が長くなり、一日の大半をオフィスで過ごしているので、毎日カラダはカチコチになっているはずです。
全身が凝り固まり、緊張状態が続くのは良くありません。仕事に一生懸命打ち込まれるのは良い事ですが、やはりカラダが資本ですから健康第一です。
ですので、今回は、少しの隙間時間にパパッとできちゃう、オフィスちょこれっちをご紹介します。

デスクワークと言えば、パソコンだけでなく、書類の束も仕事のアイテムの一つだと思います。その書類を持って、事務所を出て、他の部署などへ移動する時があると思います。そんな時、パソコンから解放され、事務所から離れた事で一瞬気が抜けて、ダラダラと歩いていては勿体ないです。
事務所を出て、エレベーターを待ちながらホッとするのは結構です。しかし、いざ、エレベーターから降りて歩く際は、是非、モデルになりきってください。

自分が歩く廊下に一本線が引かれていると考えてください。
足を揃え、一歩出す時に膝と膝がかするイメージで歩いてみてください。
すると、一本線の上をブレる事なく真っすぐ歩く事ができます。
この意識で歩くと、自然と姿勢がピンと伸びますし、キレイな歩き姿に近づけます。
猫背で下を見ながらトボトボと歩いていると、印象も良くありません。
エレベーターの扉が開いた瞬間、そこはランウェイだと思い、前を向いて颯爽と歩いてください。
全身の筋肉を程よく使いますので、無理なく行う事ができると思います。
モデルになりきり過ぎて、腰を反らし過ぎたり、お尻を左右にプリプリさせないように気をつけてください。

会議などで使用する資料作成の為に、コピー機の前で待機している時間があると思います。その時間、ボーっと外を眺めているだけでは勿体ないです。この隙間時間を使って、パソコンを長時間使う事で発生する肩こりを解消しましょう。

両手を斜め後ろに伸ばし、手をグーの状態から親指だけ立てて、外側へ向けます。右手は時計回り・左手は反時計回り。親指で小さな円を描くように、回します。
この時、肩甲骨が動いている事を意識しながら、クルクルと回してください。肩こりがヒドイ方なら、クルクル回していると肩甲骨辺りから、「コリコリ・ゴリゴリ」と何かの塊が動く音が聞こえてくると思います。
同じ体勢で反対回しも行ってください。

傍から見ると「ん？どしたの。羽ばたきたいの？」とツッコまれるかもしれませんが、「コレ、肩甲骨がほぐれて気持ち良いんですよ。先輩も、ほら、やってみてください。」と巻き込んでしまいましょう。

パソコンを毎日使う仕事に就いていると、どうしてもストレートネックになってしまう可能性が高まります。もうすでに、ストレートネックになっている方もいらっしゃるかもしれません。
壁に沿って背中を向けて立った時、後頭部が壁に当たらなければ、ストレートネックになっている可能性が高いです。
ストレートネックは、肩こり・首こりだけでなく、手の痺れ・頭痛・吐き気といった症状も引き起こす大変厄介なものですので、軽視せずに改善したいですね。

仕事中、ひと段落するタイミングが何度かあると思うので、その時に行ってください。
デスクで座ったままできますので、手軽に取り入れられると思います。

両手を首の後ろへ回し、首を支えます。その状態で頭を後ろへ倒します。痛気持ち良いところでストップし、しばらくそのままの状態をキープしてください。これだけでOKです。
頭をただ後ろに倒すだけでは、頭を支えようと肩・背中・腰に負担がかかり逆効果なので、必ず両手で首を支えてください。

あまり長くキープしていると、頭を元の位置に戻した時にフラフラとしてしまうので、気をつけてください。
何でも一気にやれば良いのではなく、こまめに継続して行う事が大切です。

同じ姿勢でいる事が多いデスクワーク。
立ちっぱなしの仕事もツライですが、座りっぱなしもキツイものです。
敢えて、今回ご紹介したちょこれっちをする為に、時間を作る必要はありません。仕事中だとしても、ずっとフル稼働している訳ではないと思います。ふとした待ち時間や、数分力を抜く時間があると思うので、そんな時に少しずつ行っていただければと思います。