3つの冷え性タイプ別、食事改善メニュー【パート2】
今回は、前回に続き、「冷えさび」「冷えむくみ」「冷え太り」3つの冷え性タイプ別、食生活で改善する方法をご紹介します。
前回、「冷えさび」「冷えむくみ」「冷え太り」3つの冷え性タイプについて取り上げましたが、今回は、この3つのタイプ別に、冷え性改善メニューをご紹介します。
【パート1 以下参照】
「冷えさび」改善メニュー
体や血液が酸化しやすく、さびやすい「冷えさび」タイプ。
改善するには、血流をよくすることが第一です。
まず、三度の食事をきっちりとること。体を冷やさないよう、温める食材を選んで調理するようにしましょう。
さびない体をつくるには、さびの原因となる活性酸素をコントロールする、抗酸化物質を多く含む食材を食べましょう。
ポリフェノール、ビタミンA・C・Eを含む野菜や果実などが有効です。
また、血液が固まりやすくなって血流が悪くならないよう、青魚に豊富なDHA、EPA、タウリン、にんにくやねぎに多いアリシンなどの硫化アリルなどを積極的に摂取しましょう。
さらに、冷え性の人は胃腸が弱いと感じている人も少なくありません。
胃腸が弱っていると消化吸収能力も鈍くなり、十分に熱をつくり出せなくなってしまいます。
腸内環境を整える食物繊維やビフィズス菌などの善玉菌で、いつもお腹の調子を整えておきましょう。
「冷えむくみ」改善メニュー
体が冷えると血液や水分も滞りがちになるため、むくみやすくなります。
細胞の中や体内にたまった余分な水分や老廃物を排出するだけなく、利水効果(漢方で水毒を改善する作用)のある漢方薬や食材を使いましょう。
むくみに効くといわれているのが、はと麦や小豆。
はと麦は水毒を改善するだけでなく、ニキビやイボなどの治療にも使われます。
小豆は利尿作用があり、むくみや便秘に効くといわれています。
むくみは同じ姿勢を長く続けると起きやすいので、こまめに体を動かしたり、足のむくみを取る運動も取り入れみてください。
「冷え太り」改善メニュー
「冷え太り」の原因は、筋肉量が少なく、代謝が低いことです。
ダイエットを気にするあまり、食事を抜いたり、食べる量を減らしたり、低カロリー食品ばかりを口にしがちです。
食べないダイエットでは熱を作れないので、冷えもひどくなる一方です。
冷えると代謝が落ちてさらに痩せにくい体質になります。
無理なダイエットはやめて、筋肉をつける食べ物、たんぱく質が豊富に含まれる食品をきちんと食べるようにしましょう。
カロリーを抑えつつ筋肉をつくるには、良質な大豆たんぱくがオススメ。
また、代謝が悪く、余分な水分や老廃物を体内にためてしまうと、冷え太りに繋がります。便秘がちな人は、便通をよくするために食物繊維たっぷりの緑黄色野菜、きのこ類、海藻、穀類などをすすんでとりましょう。
上記を参考に外側からばかりケアするのでなく、根本的に食事の内容を改善して、内側から体を温めるよう心がけてくださいね!
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