自分の足型を確認しましょう

軽いものであれば足に負担がかからないだろうとイメージで購入してしまうと、失敗することがあります。ご自身の足を確認してから購入しましょう。

足には主に3つのタイプがあり、親指が長く小指にかけて斜めになっている足の形をエジプト型といい、日本人には一番多い足型です。
欧米人に多い足型は、人差し指が長く弧を描くように並ぶ足の形をギリシャ型といいます。
最後の一つは指の長さがほとんど均一に揃ったスクエア型です。
日本人にはとても少ない足型ですので、ランニングシューズだけではなく普段履く靴も、既製品では違和感のあるものが多いのではないでしょうか。

ご自身の足を見つめてみてどの形が一番近かったでしょうか。それでは、その足型を参考にランニングシューズを選んでいきましょう。

目的に応じたシューズを選びましょう

足は歩行や運動を支えるだけではなく、交互に動かすことで血流をめぐらせ、呼吸回数を増やすことで酸素吸収量が増えるため第二の心臓と言われる大切な部位です。
これからランニングやウォーキングを始める初心者は、まずは足に負担の少ないものを選ぶようにしましょう。

軽いものより多少重みがあってもクッション性が高く、靴底にひっかかりのない靴がベストです。デザインもカジュアルなタイプにしておけば、靴を買ったから走らなきゃと気負わず、普段履きにすればいいと気楽な気持ちで履くことができます。

フルマラソンなど本格的に走りたい人や、長距離を完走したことがあるようなランニング経験者の靴はというと、余計な機能を削ぎ落とした軽いもので、通気性がよいものを選びましょう。長距離でも蒸れることがなく、快適に走ることができます。また、靴底に舗装道路用のスパイクのついた靴は、スピードを出して走ることに適した靴です。

ためし履きでは「締め付け」と「つま先」に注意すること

ランニングシューズのためし履きをする際の注意点は、他の靴にも同じく締め付けです。

ランニングシューズにはかかとにヒールカップという型が入っているものがあり、足と一体化させるために大切な役割を果たしますが、靴紐を緩めるなどの方法で対処ができません。そのため、ためし履きする際はかかとを合わせ、圧迫感や大きな緩みがないかを確認しましょう。また、足の甲や横は履いている間に足に馴染んでゆとりが生まれますが、足先はそうではありません。

つま先にゆとりはあるか、窮屈ではないかをよく確認しましょう。不安な場合は、ショップの店員さんにランニングの経験の有無や、試した靴がある場合は違和感や良さなどを伝え、適した靴を合わせてもらうというのも有効な方法です。

良いランニングシューズ選びが、気持ちの良い走りへの第一歩へと繋がります。

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