腸内環境を整えるプロバイオティクス、代謝アップに欠かせないビタミンB群

食品の栄養を微生物が分解することで、代謝や健康に役立つ成分が増え、さらにうまみや風味だけでなく保存性もアップします。
発酵食品が「発酵」するときには、人間の体に良い働きをしてくれる細菌、※「プロバイオティクス」が活躍。

※プロバイオティクスとは、腸内を改善し、体に良い作用をもたらす生きた微生物、またそれらを含む食品のことをいいます。
乳酸菌やビフィズス菌、麹菌などにも代表されます。

これが腸内の善玉菌の働きを活性化して腸内環境を整え、栄養吸収機能を高め、代謝を助けます。
また、発酵によってアミノ酸やビタミンB群といった有用な栄養成分が増えるのも◎。
アミノ酸は、たんぱく質を体内に吸収しやすい形にしたもの。
またビタミンB1は糖質、B2は脂質を分解する働きをもち、代謝アップには欠かせない栄養素です。

発酵食品の種類

【大豆】
納豆、みそ、テンペ、醤油

【肉類】
サラミソーセージ

【穀類】
日本酒、麦焼酎、コチュジャン、甘酒、米酢、ビール、パン

【果実】
ワイン、梅干し、バルサミコ、ビネガー

【牛乳】
チーズ、ヨーグルト

【魚】
鰹節、くさや、はたはた寿司、アンチョビ、魚醤、ニョクマム、塩辛、ふなずし、ナンプラー

【野菜】
キムチ、ぬか漬け、ピクルス

手軽に買える納豆・チーズ・ヨーグルトは外せない!

傷みにくく安価で、食卓に取り入れやすい発酵食品は、代謝アップの常備食として、いつも冷蔵庫にストックしておきたいものです。
定番の発酵食品といえば、納豆!
たんぱく質の補給もできますし、外食で定食屋さんでもトッピングできます。
豆類にはもともと、ほかの栄養素の吸収を阻害する反栄養素・フィチン酸が含まれているのですが、これは発酵させることによって無害化させることができます。

また、摂りやすい食品といえばチーズ!
プロセスチーズよりも、できればカマンベール、チェダーといったナチュラルチーズをチョイスしてください。

そして、発酵食品としてよく知られているのがヨーグルト。
中でも一時期ブームにもなった“ギリシャヨーグルト”がオススメ。
水切りされているため栄養素が凝縮されており、普通のプレーンヨーグルトの約3倍のたんぱく質が含まれています。
朝食時はもちろん、小腹が減ったときのおやつなどにも最適ですよ。

いかがでしたか?
わたしたち日本人の食卓は発酵食品天国なので、これを利用しない手はありません。
日頃からお手軽にスタンバイできる発酵食品を揃えて、代謝アップで健康美人を目指しましょう。

この記事が役にたったと思ったら
「いいね!」しよう

関連するまとめ

家庭料理の名脇役「じゃがいも」!

意外と知られていないじゃがいものあれこれ!

今さら聞けない「3大栄養素」って何?オススメ美容食材もご紹介

健康を手に入れるためには、「食事」が基本となります。 その中で気にしなくてはならないのが、栄養素。 体内での…

バナナの力!

バナナは、低下した免疫力を補給するバランス抜群の食材! 冴えない体を元気にするだけでなく、整腸作用やデトック…

関連するキーワード