エストロゲンの低下により生じる不調

エストロゲンの減少によって生じる不調は、実にさまざまな。
肌や胃腸、手足など、体に現れる症状もあれば、不安感やいらいら、意欲低下といった、心に変調をきたす場合もあります。

女性ホルモンの働きは、自律神経や情動、免疫系とも連動していますから、卵巣機能が低下してホルモンバランスが崩れると、たとえば免疫系が乱れて感染症に弱くなったり、自律神経のバランスが崩れて、耳鳴りやめまいといった異常も出やすくなります。

女性ホルモンの低下が老化を招く!

女性ホルモンが低下すると、体内環境のバランスが崩れ、結果として老化が進みます。
たとえば皮膚や粘膜が弱くなるのもそう。乾燥して肌の弾力や艶がなくなり、しわやシミ、たるみが生じるんです。
女性ホルモンの乱れを解消することは同時に、いつまでもキレイでいるためのアンチエイジングにもつながります。

健康トラブルを寄せ付けない女性ホルモンの威力

女性ホルモンは、心臓や血管、骨など、多様な臓器の機能を高め、病気の予防にもひと役買うほどの威力を持っています。
エストロゲンが分泌されている女性は、動脈硬化や心筋梗塞、がんなどの生活習慣棒になる割合や、死亡率が低いんです。
昨今の研究では、エストロゲンが脳に働きかけて、アルツハイマー病を予防する効果もあるといわれています。

プレ更年期の30代女性が急増中!?

更年期の症状は十人十色。
その人の気質や体質、生活環境が絡み合って生じるものですから、症状や度合い、不調を感じるタイミングは人によって異なります。
最近では、30代から軽度の更年期症状を感じる“プレ更年期”になる人も。
でも、正しい知識を持って自分の体に正面から向き合えば、不調を改善することは必ずできます。

まとめ

【エストロゲンの働き】
◆妊娠できる体を準備する。
◆皮膚やハリの弾力を保つ。
◆髪の毛の成長を促す。
◆精神状態を安定させる。
◆骨の健康を維持する。
◆心臓・血管系の病気にかかりにくくする。
◆脳細胞の機能を維持する。

エストロゲンは上記のような多様な働きをもっています。
女性ホルモンは、20代に分泌のピークを迎えると、30代後半からは右肩下がりに。
そして40代から50代にかけて一気に低下します。
残念ながら、女性ホルモンの低下を止めることができませんが、大切なのは、減少のスピードを緩やかにすることなんです。
誰にでもすぐできるのは食生活を見直すこと。
必要な栄養素を補えば症状を和らげたり、予防することも不可能ではありません。

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