ごまは、紀元前4000年以上のエジプトのピラミッドからも見つかったといわれています。
中国最古の薬物書「神農本草経」には不老長寿の秘薬と書かれているそうです。
日本では、奈良時代、仏教に伝わり、精進料理の材料としても使われていました。
そんな古くから食されていたごまは、小さな粒でありながらも有効成分がギッシリの栄養の宝庫です。

ごま特有の強力な抗酸化成分のゴマリグナン

ごまにはゴマリグナンという抗酸化力の強い成分が含まれています。
ゴマリグナンは、セサミン、セサミノール、セサモールなどという抗酸化成分の総称。
ゴマリグナンにはコレステロールの調整、動脈硬化や高血圧の予防、がん細胞の成長抑制、肝機能の強化、アルコールの分解促進、美肌や代謝の活性化の働きがあります。
セサミンはゴマリグナンの50~60%を占める成分で、抗酸化以外にも肝臓に直接作用して、さまざまな機能を発揮します。
ごまには抗酸化作用のあるビタミンEも含まれていて、セサミンとの相乗効果も期待できます。

カルシウムが豊富!

ごまは骨粗しょう症の予防などに必要なカルシウムが豊富に含まれています。
ごま大さじ1杯で牛乳1本分に近いカルシウムがとれます。
鉄分、マグネシウム、ビタミンB1、たんぱく質も含まれています。
ごまの50%は脂質分で、オメガ6のリノール酸が約45%なのでとりすぎは注意!
オメガ9のオレイン酸が約40%、飽和脂肪酸のパルミチン酸が少量含まれています。

白?黒?「黒ごま」がオススメ!

黒ごまと白ごまの違いは、外皮の色で、黒ごまには抗酸化作用のあるアントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。
黒ごまは、ごまの中でも最も抗酸化作用が強いとされており、漢方でも重用されています。

まとめ

ごまには、ゴマリグナン、ポリフェノール、マグネシウム、食物繊維、鉄などの栄養素がたっぷり。
腸の健康や抗酸化力向上、動脈硬化予防、アンチエイジング、高血圧予防……など、さまざまな効能が期待されているので、毎日の食卓に必ず取り入れたいものです。
目安としては、1日大さじ1杯。料理にふりかけたり、炒め物、デザート、スムージーなどに活用しましょう。

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