この5つを使っていたら本当に恥ずかしい。

敬語って難しいですよね。丁寧語・尊敬語・謙譲語。使い分けをするのも難しいですし、使い慣れていないと、とっさにパッと出てこないものです。ですから、社会人一年目の時に、新入社員研修でマナーの講義や電話応対・名刺交換のロールプレイングをするのです。アルバイトの時には使わなかった言葉をそこで習い、社会人としての言葉遣いを習得していくのです。
しかしながら、あまりに聞きなれ過ぎていて、それが間違いだと気付かずに使っている言葉たちがいます。
数年前から、テレビのクイズ番組で言葉にまつわる問題が出題される機会が増え、「そうだったんだ!」と知り、その日から使うのをやめた方もいるかもしれません。それでも尚、未だに飛び交っている、「最低限コレは使っちゃ美人もおしまいよ」という言葉を5つお伝えします。
あくまで、敢えてです。知っていて・使っていなくて当然の間違い敬語なので、もし、通常使用されている方がいらっしゃいましたら、直ちにおやめ下さい。

なぜ過去形にするの?

例えば、新しい夏用のサンダルを購入する際、店員さんが確認作業を行う場面。

「こちらのサンダルですが、Mサイズでよろしかったでしょうか?」

はい、おかしいですよね。カラダのどこかがモゾッとしますよね。キチンとサイズ確認をしてくださる優しさを、素直に有り難いと思えなくなってしまいますよね。このセリフを聞いて、おかしいと思わない方は、癖のようにこの言葉を使っている可能性があります。

「よろしかったでしょうか」は、間違った敬語です。なぜ、今起きている事なのに、過去形にするのでしょうか。
正しくは、「よろしいですか?」「よろしいでしょうか?」「よろしゅうございますか?」です。
どうしても「よろしかったでしょうか」と口をついてしまうのであれば、確認作業の内容にもよりますが、今の場合であれば、「お間違いないでしょうか?」に言い換えてしまいましょう。

変身する前は何だったの?

例えば、レストランでオーダーした料理を店員さんが運んできてくださる場面。

「お待たせ致しました。チーズハンバーグセットになります。鉄板が熱くなっていますので、お気をつけください。」

はい、おかしいですよね。鉄板が熱いから気をつけてって所まで配慮してくださっているのに、どうして・・・。何がおかしいのか分からないなら、間違い敬語に慣れてしまっているという事です。

「○○になります。」は、間違った敬語です。「なります」とおっしゃるなら、チーズハンバーグセットになる前は何だったの?と聞き返したくなります。
正しくは、「○○です。」「○○でございます。」です。

お金返してくれるの?

例えば、スーパーで買い物をしてレジで支払いをしようとする場面。

「ありがとうございます。1500円です。」
「ちょうどあります~。はい、1500円。」
「はい、1500円からお預かりします。」

はい、おかしいですよね。ダブルでやられるとモゾッとするだけでは済みません。心の中で「あーーーーー!」と叫びたくなります。「え?ダブル?」と思っている方、聞き慣れ過ぎてスルーしちゃっているのかもしれませんね。

「1500円から」の「から」って何でしょう?何の為にわざわざ言葉にしているのでしょうか。全く何の意味もありません。無駄な二文字で損をしています。
「お預かりします。」について、少々ややこしいかもしれませんが、この場面ではお客様は1500円ちょうどお支払いしているので、お釣りは発生しません。お釣りが発生しないのに「お預かりします。」と言ってしまうと、「預かるって事は、1500円ちょうど払ったのに、お釣り返ってくるの?」とツッコまれても仕方ないのです。
もちろん、お釣りが発生する場合は、「お預かりします。」「お預かり致します。」で間違いありません。

正しくは、「頂きます。」「頂戴します。」「頂戴致します。」です。

何様のつもりだ!!

例えば会社で、上司が先に帰る場面。

「先に失礼するよ。あまり無理しないようにな。」
「ありがとうございます。ご苦労様でした。」

はい、おかしいですよね。あなたが頑張っている姿を評価し、無理をしないようにと気遣ってくださっている上司が、「ムム?お前は何様だー!!」と怒鳴ってくるかもしれませんよ。まぁ、今は大きな声を出しただけでパワハラだと騒ぎ立てる時代ですから、恐らく、「おいおい・・・。」と静かに評価を下げられるだけだと思いますが。

「ご苦労様」という言葉自体は間違ってはいないのですが、この言葉は、自分より目下の人に向けられる労いの言葉なので、上司に対して「ご苦労様」と言うと、一瞬にして失礼な言葉になってしまうのです。

正しくは、「お疲れ様でした」。これで十分なのです。

プライベートな電話じゃないんだから。

例えば、取引先の個人の携帯電話に電話をかける場面。

(相手)「はい、○○でございます。」
(あなた)「あ、もしもし。○○さんですか?」

はい、(あなた)の方がおかしいですよね。友達じゃないんですから。出だしに「あっ、もしもし。」はないですよね。仕事中ですから、もう少し言葉に気を張りましょうよ。

正しくは、「お世話になっております。○○さんでしょうか?」「お忙しいところ失礼致します。○○様でいらっしゃいますか?」です。
もし、初めてその方の携帯電話にかける場合は、「こちら○○会社の○○と申しますが、○○様の携帯電話でお間違いないでしょうか?」と、まずは自らを名乗ってから、本当にその方の携帯電話にかけているかどうか確認するという流れが、非常に丁寧で良いと思います。

「あるあるだよね~。」と傍観者でこの記事を読んでくださった方は、最低限のビジネスマナーを習得されて、正しい敬語を使われている方だと思います。
「なるほど~。」と思われた方は、自分では使っていないにしろ、間違っている言葉なのだと気付いていただけたと思います。
「う~わ。使ってた~。」と落胆されている方は、この時点で気付けて良かったとプラスに考えて、この瞬間から正しい敬語を使えるように心掛けてください。

この記事が役にたったと思ったら
「いいね!」しよう

関連するまとめ

快眠のための「パジャマ」講座!

快眠の秘密はパジャマにあり。一押し素材のパジャマを紹介します!

「あさんぽ」しませんか?たった10分で1日をハッピーに!

1日をハッピーにすごす朝活は、「あさんぽ」だった?!初夏の季節にぴったりな「あさんぽ」を紹介します。

初めての海外旅行で失敗しない15のコツ~到着・現地編Part.2~

Part2は、【到着・現地編】です。ぜひこれらの旅のコツを参考にして、海外旅行をエンジョイしてくださいね♪

関連するキーワード