定期検診のススメ。

「ギュイ~~~ン!ギリギリギリギリ~!・・・だから歯医者に行きたくないのよ。」
そんな呟きや嘆きが聞こえてきそうですね。
いやぁ~、分かります。とても。大半の方が敬遠してしまう歯科医院。
内科を受診する事に比べると、ちょっと訳が違いますよね。
分かるんですが、そうやって足を遠ざけ続けていると、お口の中がどんどん悪い奴らに蝕まれていくかもしれません。
痛いのが嫌だからこそ、定期検診です。
4項目に分けて、定期検診のメリットをお伝え致します。

早期発見。

お口の中の状態にもよりますが、定期検診の頻度は三ヶ月に一度のペースで十分です。
「三ヶ月に一度も行かないといけないの!?」という方でしたら、最低限ではありますが、半年に一度・年に一度のペースでも、全く行かないよりかは良いと思います。
定期検診の内容は、レントゲンを撮って、お口の中の状態をチェックして、歯のお掃除を行い、今後のアドバイスをもらいます。
虫歯・歯肉炎・磨き残しなどの口腔内トラブルをいち早く発見できます。
早く発見できれば、早く治療を行えますし、予防もできます。
例えば、虫歯。早期発見であれば、麻酔をする事なく、激しい痛みを感じずに治療できる可能性もあります。
定期検査は、重症化させない為にとても必要な検査なのです。

通院の回数。

重症化すると、その分治療も長引きます。
「何度も通いたくないから一気にやってよー!」というお気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、麻酔をしたり・お口をずっと開けていたり・少し頭が下がった状態をキープしたり・歯を削ったりと、歯の治療は体に大きな負担がかかります。
なので、15分~30分程度で段階を踏みながら丁寧に治療していきます。
削って型をとって→セット。これが最短ですが、痛みを感じて受診した場合、なかなかこの二回で終わる事はありません。
深く歯を削った場合は、「土台を作る・セット」という工程が追加されますし、根っこの治療が必要な場合は「根っこの治療を1・2回→根っこをふさぐ」という工程が追加されます。
一つの治療が終わっても、次々と新しい虫歯などが発見され、通院期間がどんどんと伸びていく事もあります。
せっかくのお休みに歯の治療・お疲れ状態の仕事終わりに歯の治療・治療後は麻酔がきいていて食事ができない・デートの約束もできない。
そんなの、嫌ですよね。

歯磨き指導。

小学生の時、授業の一環として、先生や歯科衛生士の方から歯磨きの指導を受けたご経験がある方もいらっしゃると思います。
しかし、大人になってから改めて指導を受ける機会ってないですよね。
毎日の歯磨き習慣が、自分のやりやすい歯磨き方法になってしまい、磨けていないところはずっと磨かれずに歯垢がたまって虫歯になってしまいます。
定期検診を受けると、歯のお掃除をした後に、歯科衛生士さんから「ここが磨けていませんよ~。いつもどうやって磨かれていますかぁ?こうやって磨くとやりやすいですよ~。」と、丁寧に教えていただけます。
自分の癖を把握した上で、自分でできる虫歯予防をプロに教わる機会は大切だと思います。

恐怖心ゼロへ。

「歯科医院=痛い!怖い!」というイメージの方がほとんどだと思います。
痛い!については、上記のように説明させていただきました。
怖い!については、本人の気持ちですから、そこを改善させる対策というのはとても難しいです。
ですが、定期検診を続けていると、大半の歯科医院では担当の歯科衛生士さんが決まります。
口腔内のお話をする中で、あなたの大まかな性格や癖も把握し、そこを含めてアドバイスをくださるので、「この人は私の事を分かってくれている。」という安心感がうまれます。
先生の顔や話し方や治療の進め方などが分かるのも、安心感に繋がります。
定期的に訪れていれば、院内の雰囲気や空間にも慣れていきます。
こういった安心感の積み重ねが、恐怖心を少しずつ和らげていく要素になりますし、恐怖心が少なくなれば歯科医院へ行きやすくなり、歯の健康を保つ事に繋がります。

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