噛めば噛むほどからだにいい!「唾液」の驚くべきパワー
唾液の効果と唾液を出すコツをご紹介します!
現代の食べ物は柔らかいものが多く、昔に比べ食べ物を噛まなくなりました。
しかし、噛むことで唾液がでて、この「唾液」には消化・虫歯予防、免疫力強化など、さまざまなパワーが秘められているのです。
今回は唾液が持つパワーと唾液を出すためのコツをご紹介します。
「唾液」の持つ凄いパワー
傷や口内炎から守る
唾液にはリゾチームやラクトフェリンなどの抗菌物質が含まれており、つねに口の中を細菌の増殖を抑えてくれています。
口の中に自浄作用を保って、傷や口内炎から守ります。
食中毒を起こす細菌が増殖するのを抑制
唾液中の抗菌物質は、食中毒などの原因となる大腸菌やサルモネラ菌が体内に入るのを防ぐ役割もあります。
ウイルスの侵入を防ぐ
風邪やインフルエンザなどのウイルスは、乾燥しているところを好みます。
唾液は咽喉の奥の扁桃腺を湿らせて、乾燥を防ぎ、ウイルスの侵入をガードします。
そのほかにも、唾液は消化の分泌を促したり、酸性になりがちな口の中を中性に戻して、虫歯をガードする役割も。
唾液を出す4つのコツ
1. 噛み応えのあるものを選ぶ
唾液をたくさん出すには噛み応えのある食材を選ぶことが大切です。
ナッツのように硬く噛み砕く力がいるもの、根菜や切り干し大根などの乾物、食物繊維が豊富でよく噛まないと飲み込めないもの、こんにゃくなど弾力があるものを積極的にメニューに取り入れましょう。
2. 材料は大ぶりに切る
食材をあまりに小さく細かくすると、あまり噛まなくても飲み込めるようになってしまいます。
噛む目的は、食べ物を細かくすることなので、材料を大きめにきって噛む回数を増やすようにしましょう。
炒めものでも千切りではなく、乱切りにするとよいですよ。
3. 水分量の少ないメニューを
口に入れた食べ物の水分が少なければ、のみ込むためにたくさん唾液が分泌されます。
食材の水分量によっても異なりますが、調理法によっても水分量が変わってきます。
例えば、油で揚げたとんかつは煮たカツ丼より水分が少なくなります。
4. 一口の量を少なめに
一口の量が多く、早食いの人は注意!
一度に含む量が多いと、あごの筋肉を十分に動かすことができず、よく噛めない状態でのみ込んでしまいます。
一口の量を少なめにしてよく噛んでからのみ込む習慣をつけましょう。
これから食事をするときは、噛む回数を増やしてたくさん唾液を分泌させましょう。
よく食事中にお水やお茶をたくさん飲む人がいますが、唾液を出す代わりにお水などで流し込んでしまっているので、食後に飲むことをオススメしますよ。
やわらかいものばかり選ばず、噛み応えのある食材を選び、よく噛んで免疫力をアップさせましょう!
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東京生まれ東京育ちのコラムニスト。オーストラリアに留学し、ニューヨーク、ハワイ、イタリア、フランス、バリ島、中国、台湾など世界各国の海外旅行歴あり。
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