今日は2019年3月15日。杉花粉の一番のピーク時期ですが花粉症の皆さんこの時期は本当に地獄ですよね。。

今日は私の舌下免疫療法体験記をご紹介いたします！

私は東京在住30歳代のOLで、花粉症歴7年の重度杉花粉アレルギーです。
毎年花粉の時期の3か月は眼鏡＆マスク＆薬（錠剤＆点鼻薬＆目薬）の3点セットで薬のせいでずっとボーとした状態が続きます。定番の目のかゆみ鼻水は当たり前で特に最悪なのは就寝中の鼻水で熟睡できない事。夜中に何度も起きて鼻水をかんでまた寝るの繰り返しで睡眠不足になり、ずっと鼻をかんでいるため常に頭痛がし鼻の皮が剥けています。

そんな私ですが花粉症にいいというものはいろいろ試しました。

・お茶（甜茶、ルイボスティー）、ヨーグルト、サプリ→私には効果がありませんでした。
・鼻うがい、鼻マスク→私には効果がありませんでした。
・ヒスタミン注射（6回）→私には効果がありませんでした。
・鼻のレーザー治療→検討しましたが怖いのでやめました。

今までもいろいろ試したのですがこれと言って個人的に効果があるものはありませんでした。

去年の花粉の時期（3月）に内科に薬をもらいに行ったときに先生に「保険も効くようになったから今シーズン終わったら6月から来年の為に舌下免疫治療やってみる？」と言われたのがきっかけです。もしかしたら毎回もっと強い薬が欲しいとお願いしていたからかもしれません。

簡単に言えば「舌の下にスギ花粉入りのシロップを毎日垂らして体を花粉に慣らす」という治療です。
体に安全な低量の医療用のスギ花粉抽出物を体内に入れ、安全性と反応を見ながらゆっくりと量を増やして、体質を徐々に変えていく治療です。減感作療法ともいわれています。注射で行なう皮下免疫療法は保険適応で1960年代から行なわれていました。新しい免疫療法として舌下に薬を滴下する舌下免疫療法が2014年に初めて保険適応となりました。

免疫治療は約８０％の方に効果があると言われています。
ある調査結果では２０％の方は完治し、３０％は薬が不要に、３０％はある程度楽になり、２０％は効果が無かった。という報告があるそうです。
全員に効くわけではなく２０％程度は全く効果のない場合もあると心にとめてください。
この免疫療法が現状では唯一の花粉症を治す治療法とされています。

舌下免疫治療は花粉の季節が終わってからしか始めることができません。ベストは終わったばかりの6月から始めるのがいいそうです。要は花粉が飛び始めるまでに何か月実施できるかがカギになりますので遅くても11月には始めるようにしてください。

費用は基本的に診察費＆「シダトレン」という舌下薬の費用となり月に約2500円程度になります。通院の頻度は1か月に1度通院し処方箋をもらい薬局で薬を買います。
シダトレンは冷蔵庫での保管となります。

3～5年行えば治療を止めても効果が長く持続すると考えられています。
ただ効かない人もいるのでまず2年試して効果があれば4～5年続けるのが良いようです。

○メリット
・８０％の方が花粉症が治るか又は軽くなる
・舌の下に垂らすだけなので痛みもなく簡単
・花粉の時期に熟睡でき気分も晴れる
・花粉の時期の薬代やボーとするなどの副作用がない。

○デメリット
・3~5年という長い時間の治療が必要
・毎月約2500円で5年続けると保険が効いても約15万程度かかる
・毎日忘れずやらなければいけない
・花粉のシーズンが来るまで効いているかわからない。
・1度治っても再度発症することもある。
・始められるのは6月～11月の約半年間
・12歳以下は保険が効かない
・処方可能な病院がまだ少ない

これだけ見るとデメリットが多いように見えますが８０％に効果があるというのが何にも代えがたいメリットですね。

ちなみに私が2015.6～2019.3までの3年間試した結果どうだったかというと・・・

結論：実際多少軽くなりました。

確かに3年前よりは軽くなっている気はしますが劇的な感じではなく
4割減位なイメージです。

結局目もかゆくて鼻水も出ます。。

が、、

3年前までは3か月間常に薬漬けだった私が今年は一粒も飲んでいませんし点鼻薬も特にいらないので確実に軽くなっていると言えると思います。

例年と比べれば花粉症度は「５０％」位のイメージです。

毎年の地獄の２～４月が今年はそこまで怖くありません。

確かにあと2年続けるのはなかなかきついですがあの薬漬けでぼーっとするのと
比べれば毎日シロップを飲むぐらいは我慢します！

是非皆さんも6月から5年後の完治を目指して試してみてはどうでしょう！！

でも今年のうちは我慢してね！