良質なたんぱく質源「大豆」。鉄、ビタミンB群豊富な「小豆」

漢方では、体を温めるもの“温・熱”と、冷やすもの“涼・寒”、どちらでもないもの“平”があります。
大豆、小豆、黒豆などの豆類は漢方の“平”。
それでも豆が冷えの改善にいいのは、良質なたんぱく質があるからです。
とくに大豆は良質なたんぱく質源として重宝されます。
そのほか、小豆、大豆には代謝を円滑にするビタミンB群、貧血を予防する鉄が豊富に含まれています。

また、豆類に含まれるビタミンEには、血行を促す効果が。
「豆料理は面倒」という人は、水煮などがオススメです。

基礎代謝をアップさせて「冷え太り」を予防!

良質なたんぱく質の代表といえば、大豆。
食べる量を減らしてダイエットをしているのに、なぜか痩せない、という人はたんぱく質不足になっている可能性があります。
タンパク質が足りないと筋肉量が少なくなり、基礎代謝が悪くなって体が冷え、太りやすくなる「冷え太り」の悪循環に。
無理なダイエットを続けたところで、健康的に痩せることができず、リバウンドの心配もあります。
けれどもたんぱく質をちゃんと摂って、いい筋肉をつければ、基礎代謝がアップして体温も上がり、太りにくい体になります。

同じ大豆が原料でも、冷たい豆腐などは体を冷やす食べ物。
冷えが気になるときは湯豆腐にしたり、温め効果のあるしょうがを添えるなどして食べるといいでしょう。
納豆や豆そのものの料理もオススメです。
よく噛むと消化がよくなり血流も促すので、いっそう体を温めることができます。

「デトックス」効果のある小豆は毎日の料理にも使って、「冷えむくみ」を改善

豆の中でも、とくに小豆には「デトックス」「利尿作用」があることが知られています。
体が冷えると、体内に水分が溜まりがちになり、顔やいろんな部位にむくみが出ることが多いですが、小豆の利尿作用は不要な水分を体外に排出し、むくみの改善にも役立ちます。

また、小豆や黒豆など色の濃い豆には、抗酸化物質のアントシアニンが豊富。
血管をさびにくくするので血流もよくなります。

おわりに

大豆は水煮などを利用して、炒め物や煮物、スープなど、いろいろなメニューに加えると◎!
和食では砂糖を用いて味付けしたり、お菓子に使われることが多い小豆ですが、砂糖の使いすぎは冷えを招くもとになります。
甘みの多いかぼちゃやさつまいもと調理するなど、工夫してみるといいですよ!

この記事が役にたったと思ったら
「いいね!」しよう

関連するまとめ

夕食前に間食をとればストレスフリー&太らない!

ダイエットを始めるとなると、まずは間食抜きから始める人も多いのでは? しかし、上手に間食をとれば、逆にダイエ…

玄米・ライ麦パン・そばetc…主食はGI値の低いものをチョイス!

みなさんは「GI(ジーアイ)値」という言葉を聞いたことがありますか? 耳にしたことはあるけど、実際何なのかご…

関連するキーワード